2019年10月31日

39,12月20日 日曜日 19時48分 佐竹宅



帰宅した佐竹の心中は穏やかではなかった。

ーなんで赤松の母さんは、俺に一色のことなんて聞いたんだ。俺は一色とは何の関係もない。赤の他人だ。俺は何も知らない。何も関係がない。あいつが悪いんだ。あいつが全部悪い。

佐竹は冷蔵庫を開け、そこに入っていた缶ビールを一気に飲んだ。

ーまさか…俺…疑われているのか…。

ふと動きを止めて部屋に飾ってある高校時代の写真に目をやった。写真の先にある赤松の表情は笑顔だ。

ーいや、そんなはずはない。

再度、佐竹はビールに口をつけた。
赤松文子から唐突に自分と一色の関係を尋ねられたことに、混乱と一種の憤りのようなものを佐竹は抱いていた。

ー一色くん…。くん?…赤松の母さん、一色のこと君付けで呼んでたよな。なんで自分のところのバイトを殺した一色のことをそんな呼び方するんだ?

飲み干した缶ビールを握りつぶした。

ー考えすぎだ…。

佐竹は自分の精神状態が穏やかでないことは知っていた。
高校時代の同級生が連続殺人事件の容疑者として世間を騒がせている。その容疑者は縁もゆかりもない存在ではない。高校時代はむしろ密接に彼と関わってきた。

そうであるがために、一色の存在は自分の心に影を落としている。気を紛らわせるためにも村上と連絡を取り、そして赤松とも直接会った。
アサフスで目にした山内美紀の魅力に心奪われはした。しかしいま冷静に考えてみると、自分は本当に彼女に好意を抱いているのだろうか。ひょっとして落ち着かない自分の心を何か別のものに集中させることで、精神の安定を保とうとしているだけではないか。
考えたくないもの、聞きたくないもの、自分にとって都合が悪いもの、それらのものから目を背けたいときは幾度となくある。そういう時に有り難いのは自分の存在にオッケーを出してくれる情報、存在だ。佐竹は自分がそういったものにすがることで、現状から逃げているだけではないかと自己嫌悪に陥った。

ーなんで一色なんだ…なんであいつがこんな変なもん持ち込むんだ…。

自分ひとりで考えていても何も進まない。そんなことはさっき気づいたはずだった。しかし家に帰ってきた今、また同じことを繰り返している。現状からの脱皮が図れるかもしれない。そういう思いでアサフスに行ったはずなのに、かえって自分の心中を複雑化させてしまった。

ー被害者である桐本由香は赤松の店でバイトをしていた。このことは赤松はもちろん、あいつの奥さんもそしてあの母さんも知っている。それだけでもショックは大きいのに、犯人がむかし出入りしていた一色だった。もう、こうなってしまうと精神状態はぐちゃぐちゃだ。ついでにその一色は何故か去年アサフスに来ている。…そんな赤松の家の事を考えたら、俺なんかくだらんもんだ。

赤松を取り巻く今回の連続殺人事件の状況と、自分の状況を比べると、比較にならないほど赤松の負担が大きい。

ー俺って、つくづく小さい人間だよ…。

佐竹はキッチンの換気扇を回し、その下でタバコに火をつけた。心の落ち着きを少しでも取り戻させようとしたのだろう。煙を吐いたとき、先程の赤松のフレ
ーズが思い浮かんだ。

「ほら俺の親父、6年前に事故で死んだやろう。」
「そのことについて、母さんにいろいろ聞いとったんやって。」

考えて見みれば、赤松家にとっていまの一色は憎悪の対象だ。なぜならば自分の店で働いていた女性を殺害されたからだ。先ほどアサフスで文子と会ったときは「一色と連絡をとっているのか」と聞かれた。その時は一色の名前を自分の前に出されたことで、気が動転していたのか文子の表情を佐竹は明確には覚えていなかった。ただ、今振り返ってみれば、その時の文子の表情には悲しさというか、不甲斐なさというか、どういう言葉が適切か分からないが、彼女自身を責めているようにもとれる表情だったようにも思える。
とすると、一色の存在は一体何なんだろうか。

ー赤松の親父さんの事故を6年経って再捜査か…。たしか、一色が来てから警察が何度か来たって赤松の奴、言ってたな。ってことは一色が部下に捜査をするように指示したって可能性もある。

佐竹はタバコの火を消した。そして冷蔵庫を開けてさらに一本の缶ビールを手にする。

ーあの時の赤松の母さんの表情。憎しみの表情じゃなかった。
ーということは、再捜査に何かを期待していた可能性もある。
ーだが、一色は熨子山で人殺しをした。
ー期待を裏切られた落胆か。
ー桐本由香という女性は昔アサフスでバイトをしていた。

佐竹はおもむろにパソコンを起動し、熨子山連続殺人事件で検索をかけ、そのトップにヒットした新聞媒体のサイトを開いた。その記事の中に被害者の名前と年齢が記載されていた。

ー23歳か…。
ー今から一年半前に一色は間違いなくアサフスに来店にしている。
ーそのときにまだ桐本がアサフスでバイトしていたとしたら…。

現代は就職難の時代。就職浪人をするケースなんかざらだ。だとすると桐本が当時アサフスでバイトしていたと考えてもおかしくない。

ーまさか…。一色は再捜査を名目に、初めから桐本をマークしていた。そして、なにかのきっかけで…。
ー間宮とかいう男がいることを知り、交際相手ともども殺した。

全く根拠はない。佐竹のこの考えは推理でもなんでもない。妄想とも言える。そのことは佐竹も気づいている。

ーでも、その前に一色は山の小屋の中で二人を殺している。時系列的に考えて説明がつかない。

色々と考えを巡らすも、腑に落ちる説明を自分自身にできない時点で、佐竹はこの手の推理をやめた。そもそも一色がストーカーであったという前提は飛躍に過ぎる。とにかくこの事件に関して自分に災厄がもたらされないことが専決事項である。そう佐竹は判断した。
そんな中に電話が鳴った。見覚えのない番号からだ。

ーまたか…。

昨日の夜中に得体のしれない電話番号から電話があったことを思い出した佐竹は不快な気持ちになった。今度こそ抗議をしよう、そう思って電話に出た。

「もしもし。」
「あの…。」
「もしもし、あのねぇ…。」
「あっ、すいません。佐竹さんの電話ですか?」
「えっ。」

こちらは完全に間違い電話であると思っていたので、相手が自分の名前を読んだことに驚きを禁じ得なかった。

「ええぇそうですけど…。」
「ああよかった。アサフスの山内です。」

佐竹の動きが止まった。

「今日はありがとうございました。ケーキまでもらってしまって…。」
「あ、えぇ。」
「社長が佐竹さんにお礼を言うようにって…。」
「あの…。いや、よろこんで貰えれば…。」
「ありがとうございます。…でも…。」

佐竹は身構えた。

「自分ひとりじゃ食べきれないんです。」
「あ、ごめん…。」

電話の向こう側からくすくす笑う声が聞こえた。

「…そしたら、友達と一緒に食べたら。」

ーうわっ、俺何いってんだ。

「…あっ、そうだ。そうですね。」

ーあぁしまった。

「でも、みんな忙しくて…。」
「ごめん、なんかかえって迷惑になるようなことになってしまって…。」
「違うんです。ありがとうございます。本当に嬉しいです。わたし、ここのケーキ好きなんですよ。」
「そう、そう言ってもらえるとこっちも嬉しいよ。たまたま街のほうをぶらついてたら、目に入ってきて。」
「あっ、クリスマスですもんね。」
「まぁ、世間はクリスマスムード一色だけど俺はあんまりそんな感じじゃないよ。」
「でもプレゼントにさっき…。」
「あぁ…あれは…観賞用…。」
「えっそうなんですか?てっきりクリスマス用だと思ってそういう花ばっかり選んじゃいました。」
「あぁ…そう…みたいだね…。」
「すいません…。」
「いや、全然気にしてないんだ。素敵な花だよ。ありがとう。」
「なんか、佐竹さんって花とかケーキとか…。いいですね。」
「え?」
「あぁクリスマスかぁ。いいなぁ。」
「何?山内さんはいい人いないの?」
「いるわけ無いじゃないですか。仕事仕事ですよ。はやく一人前に仕事できるようにならないとですね。」
「ふーん…偉いね。」

男女というよりもどちらかというと先輩、後輩といった雰囲気が漂っていた。お互いの仕事のことなど他愛もない会話を楽しみ、意外にも価値観などに共通点が多いことから、お互いの連絡先を交換することとなった。佐竹にとっては願ってもない展開だった。

電話を切り、佐竹は山内の連絡先をあらためて携帯電話に登録をした。そして着信履歴を見た。山内美紀の名前が自分の着信に表示されるのを見て、久しぶりの高揚感を味わった。

まさかたった数時間でこれだけの展開があるとは思わなかっただけに、佐竹の喜びはひとしお。しばらく携帯に表示される山内の名前を見入った。山内美紀の名前の2段下に昨晩の不明の電話番号が表示されていた。

ーしかし、この電話は何なんだろう。

今となってみれば、この不在着信も何かの縁だったのだろう。山内美紀との出会いを暗示したものだったかもしれない。そう思って佐竹はベッドの上に横たわった。
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2019年10月24日

38,12月20日 日曜日 18時32分 古田宅



「鍋島惇。」
「まさか。なんでここであいつが出てくるんや。」
「ふっ、なんでって、しゃあねぇやろ。高校時代の同級生やからな。しかも奴さんは高校時代の戦友と来たもんや。繋がってしまったからにはどうしようもない。」
「でも、この鍋島は熨子山のヤマと関係あるんか。」
「さぁ、それは分からん。そいつはこれからの捜査次第で関係性が出てくるかもしれんし、まったく関係がないかもしれん。とにかく、一色の周辺を洗っとったらこんなもんが出てきましたってことや。」
「トシさん…あんた情報集めてくるのは良いんやけど、頭こんがらがってこんか。」
「だら、これが仕事やろいや。」

4年前、金沢市内のとある私立病院をめぐって横領事件が発生した。

経理担当の病院職員が診療報酬を水増しして国に請求し、その差額分を横領するというものだった。
この捜査にあたっていたのが古田であった。被疑者である病院職員はすぐさま逮捕されたが、その使徒がなかなか判明しなかった。当初はギャンブルですったとか、散財したとかその男は話していたが、裏が取れなかった。古田のスッポン捜査で被疑者の周辺を虱潰しにあたっても彼が散財した形跡を見つけることはできなかった。

そこで疑念を抱いたのが当時捜査二課課長として赴任してきて早々の一色だった。
現金だけが領収書もレシートも目撃者も無く跡形もなく消えている。しかもその横領金額は5億円。何回かに分けて横領されていたことはわかるが、忽然とその大金が消えていることが腑に落ちない。

ひょっとすると闇社会への資金還流ではないかと目星をつけた一色は、金沢市内で一大勢力を誇る指定暴力団、神熊会の家宅捜索を行うために裁判所へ令状を請求した。

しかしその捜索を行う直前に事件が発生した。

神熊会の構成員である男が何者かに殺害されたのだ。そしてその数時間後には先程の横領事件の舞台となった私立病院の理事長の息子が殺害された。
立て続けに発生した殺人事件。被害者に仁熊会の構成員もいる。そのため捜査二課による仁熊会への家宅捜索は中止となった。変わって捜査一課が仁熊会と私立病院の捜査にあたることとなり、二課はそれらから手を引くこととなった。

まもなくして若い男が出頭。この2つの殺人事件はどうやらこの男による犯行のようだった。

殺害の動機はむしゃくしゃしたからやったというもの。駐車場に車を止めようと思ったら、男がそこに止めるなと因縁をつけてきたので、邪魔だったからナイフでメッタ刺しにした。その後、車で逃走中にたまたま見た男がこれまたムカついたので、後をつけて人気のないところで刺殺したというものだった。
被害者に仁熊会の構成員がいることから、暴力団の抗争が何らかの形で関係していると思われたが、出頭した男はカタギだった。

とってつけたような動機と残忍な犯行。

精神鑑定が要される事案かと思われたが、犯人の自供は理路整然としており、それを裏付ける物証もあった。それに犯行現場に居合わせたという目撃者もいる。そのため裁判所は精神鑑定を要求することなく、この事件は早々に結審した。
この犯人には無期懲役の判決が下された。

スッポンの異名を持つ古田はその後も心に引っかかるものがあり、再度、その殺人事件の現場を見たという目撃者とコンタクトを取ろうと試みる。しかしその目撃者はすでにどこかへ引っ越しており、行方は分からなかった。

事件から2年経ち、古田は夜の片町で行きつけの居酒屋で一杯引っ掛けて帰宅しようとしていた。
通りをはさんだところにある高級クラブの前に一台の高級車が横付けしている。誰かを待っているようだ。運転席には男の姿が見えた。間もなくクラブからひとりの男が出てきた。運転手の男は車から降りて、店から出てきた男を車に迎え入れた。
その瞬間、古田の動きが止まった。

この運転手、2年前の殺人事件の目撃者に似ている。

運転手はサングラスをしていた。そのため顔の全貌がわからない。しかし体つきや顔の骨格が古田が記憶する目撃者の外見と似ている。
間近まで迫って、運転手の様子を探ろうとしたが、彼は熊崎を車に乗せるとその場から立ち去った。

後日、このことは捜査二課で報告された。
二年前の事件の目撃者が仁熊会の関係者だとすれば、変わり身を立てて犯人を出頭させた疑いがある。
当時捜査二課課長だった一色は再度慎重に捜査を行うよう上に働きかけた。しかしすでに裁判は終了し犯人は刑に服している。それを自らの手で掘り起こして、傷口に塩を塗り込むようなことはやめるべきだと、彼の訴えは取り上げられなかった。

「この写真はそのあとにマル暴が別件で仁熊会本部の前で撮った写真や。丸サングラス、コケた頬、少し釣り上がった口元、がっしりとしたガタイ。片町で熊崎を迎えに来た男と同一人物や。つまり2年前の殺しの目撃者に似た男。」
「確かこいつが『鍋島』って言われとるんやったな。」
「おう。年に何回か仁熊会の本部に来るが「鍋島」っちゅう名前以外、どういう素性の人間かは誰も知らんっちゅう謎の男。仁熊会の人間ですら素性を知らん人間やさかい、それ以上マル暴でも調べられんかった。」
「んで、この鍋島と2年前のコロシの目撃者の一致もできんかった。」
「ああ。ほんでこのリストや。」

そう言って古田はおもむろに一枚の紙を片倉の前に差し出した。

「当時、鍋島っちゅう姓を語る人間を片っ端から調べた。この石川県に本籍と住所を持っとる奴全部な。」
片倉はそのリストを手にとってしばらくながめた。
「トシさん…。ここには惇って奴、おらんぞ。」
「ほうや。やから、分からんかったんや。」
「と言うと?」
「つまり、鍋島はここの人間じゃない。よそ者や。」
「...まてまて、トシさん。あんたが言っとることを整理させてくれ。一色の高校の同級生に鍋島惇という男がおった。その鍋島は2年前の殺しの目撃者に似とった仁熊会に出入りする「鍋島」って言われとる男と顔が非常に似とる。同じ名字で顔が似とる。ほやけど鍋島っちゅう名字で惇っちゅう名前の人間は、ここ石川県におらん。戸籍と住民票を見る限り。それだけのことやろ。」
「ほうや。」
「あの…トシさんそれじゃあ、何にもならんよ。」
「…片倉ぁ、お前わかっとらんなぁ。」
「何が」
「わしはさっきまで北高におったんやぞ。」
「…あ。」
「あそこはしっかりしとる。当時の入学書類とかもしっかり保管してあったわ。」
「鍋島の入学書類か。」

古田は片倉の肩を小突いた。

「こいつには驚かされたわ。」

古田は当時の戸籍抄本のコピーを片倉に見せた。

「あいつ残留孤児3世や。」
「なんやって?」
「1972年の日中友好条約の締結を受けて鍋島の母親と祖父母が帰国。その後母親は日本人の男と結婚。そこで生まれたのが鍋島惇や。」

古田は話を続ける。

「どうやら鍋島は中学卒業と同時に、この石川県に来たみたいや。それまでは各地を点々としとる。それもおそらく鍋島の幼少期に両親が離婚したことが原因やろうな。あいつは母親に引き取られとる。」
「それなら、その母親と直接会って鍋島のことを聞き出せばいいがいや。」
「ほんなうまくいかん。鍋島の母親は入学時までは一緒に住んどったみたいやけど、高校の途中で中国へ戻ってしまったんや。子供を置いてな。ほやから、その後の消息は分からん。鍋島惇とその祖父母が石川県に残ったってことや。」
「そうか、それなら卒業と同時に就職っていうのも理解できるな。」
「ああ。」
「各地を点々か。おそらくいろんな酷い目に会ってきたんやろうな。」
「そうやろうな。元を正せば同じ日本国民。戦争が理由でかってに中国人扱いや。」
「こっちやったらあんまり聞かんけど、都会のほうやったら残留孤児のマフィア化なんてもんもあるそうやがいや。」
「そこや。」
「北高からこっちに来る間に、自衛隊に照会したんや。鍋島惇について。」
「おう。」
「間違いなくあいつ入隊しとる。ほやけど1年で除隊しとる。」
「なんやって…。」
「その後の消息は不明。ひょっとするとそれから流れ流れて、地下組織に潜り込んだかもしれんな。」

古田の仮定の話は続く。

「仮にそうやとしよう。話は振り出しに戻る。あの手の奴らはこっちのシノギの人間と性質が違う。」
「おう。」
「手段を選ばんことだってある。」
「ってことは。」
「病院の横領にまつわる殺人事件にあいつが関わっとっても不思議じゃあない。」
「その仮定に沿うなら、仁熊会との関わりもあっておかしくないな。」
「それと、今回の熨子山の件。俺はどうも腑に落ちんがや。」
「なにが。」
「あの一色やぞ。頭脳明晰で難解な事件をことごとく解決するあいつや。こんなに分かりやすく『私がやりました』って証拠を残して連続殺人事件を起こすなんていうのが信じられんがや。」
「確かに…。こいつが例のレイプ事件の報復やったとしても、計画的とは言えん。証拠が多すぎる。」
「そこでこう考えることはできんやろうか。」
「なんや。」
「仮に2年前のコロシの目撃者がこの鍋島やったとしよう。んでこの鍋島が一色の剣道部の同期の鍋島やったとする。」
「うん。」
「一色と鍋島は知らん中じゃない。」
「そうや。」
「一色はその気になれば鍋島と奴と関係のある仁熊会にメスを入れることができる。その力を背景に鍋島を脅した。」
「え?何?まさかトシさんは一色が鍋島に熨子山事件を依頼したってか?」
「…ほうや。」
「…一色がトシさんに言った言葉か。方法はあるって…。」

少々話が飛躍をしている。片倉はそう思ったが長年、スッポン捜査を実行し結果を出してきた古田の推理を無碍に否定することはできなかった。
今回の事件は証拠が多い。証拠から判断すれば犯人は一色だ。百歩譲っても重要参考人。とするならば推理などは必要ない。一色の手がかりを掴んで奴を確保すればよいだけ。しかし、その作業は捜査本部が現在やっている。ならば、こちらは捜査本部とは別の角度からこの事件の捜査するのもよいだろうと片倉は自分の考えを整理した。

「片倉ぁ。わしは今回の事件に北高の交友関係が密接に関わっとるニオイがするんや。」
「なんでや。」
「考えてみいや。剣道部の同期のひとりでこんだけ話が膨れる。あいつの同期は12名。そのうち最も親しかったのが鍋島、佐竹、村上、赤松。」

片倉は目の前の卒業アルバムの写を並べ直した。そして一色を中心に鍋島、佐竹、村上、赤松の4名を彼を挟むように配置した。5人の顔写真が平行に並んだ。

「わかった、トシさん。この五つの線を洗いなおしてみよう。」

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2019年10月17日

37,12月20日 日曜日 18時10分 古田宅



「部長と穴山と井上の接点というのは、こんなところや。」
「ふーん。…やるかやらないか…それが問題ってか…。」
「ああ。」
「んで、殺っちまったってか…。」

片倉は手にしていたノートを一旦畳んで、天を仰いだ。

「よしトシさん。要点を整理しよう。」
「ん?」
「一色は穴山と井上に何かしらの制裁を加えたかった。」
「うん。」
「そしてその制裁にはスピードが必要やった。」
「そうや。」
「仮に今回の事件がその制裁やったとせんけ。憎き豆泥棒(性犯罪者)は死んでめでたしめでたし。ほやけどスピードって点でどうや。」
「そうやなぁ、決して早いとは言えん。」
「穴山と井上を首尾よく殺したんはいい。だが、その後の桐本由香と間宮孝和はどうなる。こっちの方は一色と接点が見いだせん。」

ふたりとも黙ってしまった。

「片倉、ワシも初めは今のお前のように考えた。でも接点とかこだわっとると、なかなか自分の中のストーリーが展開していかんがや。」

そうならそうと先に言えと言わんばかりの憮然とした表情で、片倉は古田を見た。古田は片倉の顔を見て失笑し、話を続けた。

「すまん。まぁ聞いてくれや。さっき北高に行ってきたんや。」

古田は背広のポケットから幾重にか折りたたまれた何枚かのコピー用紙を取り出して、畳の上にそれを広げた。

「卒業アルバムの写や。全部で12枚ある。」

そのコピー用紙一枚毎に一名の卒業生の顔写真がコピーされていた。それぞれ写真の下に名前と生年月日、そして当時の住所が記載されている。当然その中には高校時代の一色の顔写真もあった。

「こいつらは何や。」
「一色の部活動の同期連中や。」
「部活の同期?それが何の関係があるって言うんや。」
「まぁそう結論を急ぐなや片倉。いいか捜査っちゅうもんは、ひょんなところから手がかりが生まれてくるもんや。そのためには一見無駄と思える現場も手当たり次第当たる必要がある。」

古田は12枚のコピー用紙の中から、一枚の紙を手にとって片倉の方に手渡した。

「おまえ、こいつに見覚えないか。」

渡されたモノクロの顔写真を見て、片倉はしばらく考えた。しかし思い当たる節はない。

「じゃあこの写真は。」

そう言って、古田はプリントされた別の写真を彼の前に差し出した。
その写真は、遠いところからズームを使って撮影されたのか、荒い画像であった。丸型のサングラスをかけた男が車の側に立っている。セダン型の高級車の横で誰かを待っている様だ。

「この丸サングラスの男と卒業写真をよーく見比べてみてくれ。」

一方の顔の大部分がサングラスによって隠されているため顔の特徴を見出しにくい。しかし少し釣り上がった口元。頬のコケ方。これらは類似するのではないか。片倉は自分の頭の中で、卒業写真の方の男にサングラスをかけさせた。

「あ…。」
「ん?」
「トシさん…こいつ…」
「思い出したか。」

片倉は唾を飲んだ。

「鍋島惇。」

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2019年10月10日

36,12月20日 日曜日 18時28分 県警本部前



「あれか。」

アイドリングをしていた車のエンジンが切られ、中から男が二人現れた。
ひとりは身の丈180センチはあるかと思われる体格のよい30後半か40前半の男。彫りの深い彼の顔つきと体格はどこか日本人離れした様子だった。一般的には男前と言われる部類の容姿を持っている。ゆっくりとした動作のひとつひとつが、直江に威厳を持たせていた。

一方、もうひとりの男は彼と対照的だった。身長165センチほどの彼は小太りだった。胴長短足の典型的な日本人の体型をしている。高山の表情はどこか柔和であり、他人の警戒感を解きほぐす不思議な魅力を持っているようだった。親しみを覚えるその表情は、おそらく彼の肉付きの良さそして垂れ下がったその目つきからくるものなのだろう。直江と比べて、高山のほうが年齢は若く見えた。

「おおっ寒い。」

高山は車の外に出た途端、身震いをした。
直江は彼の言葉に耳を貸さない。彼は少し身をすくめるだけで、そのまま県警の正面玄関の方へと足を進める。直江と高山とでは歩幅に歴然とした差がある。高山は直江に離されまいと小走りに続いた。

正面玄関から手に鞄を持った痩身の男が現れると、玄関前に立っている警官が機敏な動作でその男に敬礼をした。彼それに軽く応えては正面に待たせてある黒塗りの車両に乗り込もうとした。

「朝倉本部長ですね。」

自分の名前を呼ぶ声に朝倉は振り向いた。

「東京地検特捜部です。」

直江と高山の二人がコートを着た姿で立っていた。

「東京地検特捜部?」
「はい。ちょっとお話を伺いたいことがありまして。ご協力くださいませんか。」
「わたしに?」
「ええ、そうです。」

警戒している朝倉の様子を察したのか、高山が朝倉に一枚のメモを渡した。
柔和な彼の表情に少し緊張を解されたのか、朝倉は素直にそれを受け取った。メモには市内のホテルの名前が書かれていた。

「…わかりました。これから行きましょう。」

朝倉は渡されたメモを両手で丁寧にたたんでそれをポケットにしまった。

「どうぞ、車に乗ってください。」
「いいえ、私たちも車で来ています。後ほどホテルのロビーでお会いしましょう。」

そう言って直江と高山はその場を後にした。朝倉は待たせてある警察車両に乗り込んで、そのドアを閉めた。

「ふーっ。」

深く息をついた瞬間、彼の胸元が震えた。朝倉は胸元から携帯電話を取り出して誰からの着信かを確認した。朝倉はその名前を見るやいなや、深く座っていた体勢を一旦あらためて、背筋を伸ばしその電話に出た。

「お疲れ様です。朝倉です。お久しぶりです。えぇ…。そうですね…。はい。えぇ。はい…。当然、私の責任です。今回の判断はあくまでも私の独断です。ですから責めは私が全て引き受けます。ええ、ええ、はい。そうですねおっしゃるとおりだと思います。そうです。どうしてあんな人間をこっちに派遣したのか…解せません。」

朝倉を乗せた警察車両は、県警本部から金沢駅までまっすぐに走る片側4車線の道路を軽快に走る。車窓から北陸特有のボタ雪が降っているのがわかった。
北陸の雪は北海道などと比較して、気温が高く、空気中に水蒸気を多く含むため、ベチャッとした雪質の時が多い。
水分を多く含むため、それが降る様子はボタボタと落ちてくるようで、こちらの方ではボタ雪と呼ぶ。そのボタ雪が窓ガラスに張り付いては溶けて水となり流れ落ちる。そのさまを見ながら朝倉は電話の向こう側の相手と話をしていた。

「いまから特捜と会います。えぇ…。要件は分かりませんが…。えぇ、分かりました。また詳細がわかりましたら報告します。」

電話を切ると朝倉は運転手に共通系無線の音量を上げるように指示した。無線の通信内容は当然、熨子山連続殺人事件の捜査に関する内容のものが飛び交っていた。

「本部より各所。現在までの検問状況をすべてデータで送れ。」
「了解。こちら大聖寺中署、熊坂の検問状況を今から送る。」
「了解。こちら津幡東署。倶利伽羅の検問状況を今から送る。」

ー現場の捜査員の判断を優先せずに、データを吸い上げてそれをすべて自分たちで分析か。機動的とは言えんな…。

無線の様子を聞いていた朝倉は、心のなかで松永を始めとする捜査本部の手法に苦言を呈した。

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2019年10月03日

35,12月20日 日曜日 17時20分 古田宅



県警本部から車で10分離れた金沢駅の近くに古田が住むアパートがあった。
築15年。古田は離婚後、この木造二階建ての質素な作りのアパートに引っ越してきた。
2DK、畳式の間取りは、古田ひとりが生活するには充分のスペースである。
このうちの一部屋は古田の趣味でもある仕事部屋に割り当てられている。

捜査に関する資料を外部に持ち出すことは禁じられているが、個人的に書き留めたメモ類であるとして古田はそれらを自宅に保管していた。
無論このメモを見ることができる者は彼以外にない。

古田のメモ魔ぶりは県警内部の一部では有名だった。
聴取する古田の手には必ずメモ帳があり、話し手の一言一句も逃さぬように書き留めた。捜査に対する執念深さもそうだが、このメモ魔ぶりが彼をスッポンの異名を持たせる所以でもあろう。古田は部屋に吊り下げられた電灯のひもを引っ張ってその部屋の電気をつけた。

「こらぁすげぇわ。」

灯りによって明らかになった室内の畳に散乱するメモ帳やノートの量に片倉は立ちつくして驚嘆した。

「トシさん。これ、どれから手ぇ付ければいいんや。」

片倉は半ばあきらめ口調で古田にいった。

「先ずは今回のガイシャから行ってみようか。」

そう言うと古田は畳の上にどっかと腰をおろし、一枚の分厚いノートを片倉に差し出した。ノートの表紙には7月備忘と記されている。古田のメモは今まで誰も読んだことがない。門外不出の捜査資料だった。片倉と古田は旧知の仲ではあるが、今回初めて古田の虎の巻を読むこととなった。

「三年前のことがここに書いてある。」
「レイプのことか。」
「ほうや。7月19日あたりを読んでみぃ。」

片倉は古田に言われたとおり、ページを捲りその部分を読み始めた。

「なんかわからんが、とにかくそのあたりの部長は様子がおかしかったんや。部下に出す指示も精彩を欠いとった。捜査らしい捜査もされとらん有様やった。
ほやから、こっちからちょっと休憩でもしましょうかと誘ってみた。」

「トシさんがか。」

片倉は驚いた。協調性という言葉からは縁遠い存在であった一色が、部下である古田の呼びかけに応じて休憩をとるなど彼の常識からは考えられない行動だった。
手元のメモを読むと場所は県警本部喫煙所とある。

「は?喫煙所?」
「ほうや。」
「え?喫煙所って、あいつタバコ吸うんか?」
「まぁ読んでみぃま。」

そう言うと古田は自分のタバコに火を付けだした。


三年前 7月19日 雨 16時13分 

最近の一色の様子がおかしいことを気にしていた古田は、彼に休憩を勧めた。いつもなら大きなお世話だ、そんなことを気にする暇があるなら仕事をしろというのが一色という男だ。しかしこのときは違っていた。彼は古田の勧めにすんなりと応じた。

「トシさん、ちょっと喫煙所にでも行かないか。」
「え?ワシ…もですか?」
「ああ。」
「っちゅうか…課長、タバコ吸うんですか?」
「そんなに驚くなよ。」

今まで一色がタバコを吸う姿を見たことがなかった古田に、驚くなというのは無理な話だ。二人は県警本部内にある喫煙所に入った。中には二人以外の誰もいなかった。

「悪いがトシさん。一本恵んでくれないか。」

古田はタバコの箱をそのまま一色に渡した。一色はその中から一本抜き取り、何のためらいもなくそれを咥えた。古田はすかさずライターで火を起こす。一色は右手でその火を囲いながら自分の顔を近づけ、二度ほど吸ったり吐いたりして火がついたことを確認し、おもいっきり紫煙を吸い込んで吐き出した。古田はその慣れた仕草に再度驚いた。

「それにしても一体どうしたんですか課長、最近様子が変ですよ。らしくない。」

そういうと古田もタバコ咥え火をつけた。

「トシさんあんた、大事な人がレイプされたらどう思う。」
「え?」

唐突な質問に古田は困惑した。そしてその意図を測りかねたので、一般的な切り返しをした。

「課長、捜査に私情は禁物なのは、あなたが一番ご存知のはずですよ。」
「あぁ…そうだな…。」
「ええ。」
「だが捜査じゃないんだ。」
「捜査じゃない?」
「ああ。」
「え…?」

古田は一色の意図が分からなかった。一色は背広のポケットからおもむろに二枚の顔写真を取り出して、目の前のテーブルの上に並べた。

「ひとりは穴山和也。もう一人は井上昌夫。こいつらがホシだってことはもう調べが付いている。」

古田はその写真を手にとって穴山と井上の顔を見た。そしてしばらく考えた。

「あの…課長。このホシはどの事件と関連しているんですか。」
「事件にはなっていない。」
「は?」
「俺の交際相手をレイプした野郎だ。」
「え…。」

古田は絶句した。そしていつものように自分の感情を表に出すことなく、淡々と古田に話しかける一色の様子が非情にも感じられた。

「それは…。」
「被害者は親告していない。だから事件にもなっていない。だがホシは割れている。おれはこのやり場のない怒りをどこに向ければいいんだ。」

一色に掛ける言葉を古田は見いだせなかった。

「ったく…。被害者保護って何なんだ。法治国家って何なんだ。なぁトシさん…。」

こんなに感情を顕にした一色を古田は見たことがなかった。普段は雄弁に物事を語らない一色だったが、この時ばかりは違っていた。古田が話を聞き出そうとする前に、彼の方から言葉を発する。古田は相づちを打つ程度のことしかできない。

「強姦は性の殺人のようなもんだ。殺された人間がどうやって私はヤラれたって言うってんだ。死人に口なしなんだよ。」
「おっしゃるとおりです…。」
「で、殺した当の本人は普通に生活を営んでいる。なんの咎めを受けることなくだ。一方ヤラれた人間は生涯殺され続ける。…不条理だ…世の中は。」
「…何とかして被害者からの親告をうけるということはできないんでしょうか。そうすれば、そいつらに法の裁きを…。」
「無理だ。被害者は今とてもそんな状態にない。それにトシさんもこの手の事件のことは知ってるだろ。」

知っている。警察の仕事をやっていればそれぐらいのことは常識だ。取り調べや裁判の過程において当時の状況を克明にされることで、忌まわしい記憶を呼び覚ますなどのセカンドレイプの問題もある。

「考えてみてくれ、そもそもこの国の性犯罪の刑事罰が軽すぎるんだ。今回のような集団強姦罪でもせいぜいで4,5年だ。それにブタ箱に放り込んだところであいつらは再犯率が高い。ムショから出ることは飢えた狼を再び羊の群れに放つのと同じことだ。」
「ええ、おっしゃるとおりです…。」
「ゴミクズめ。」

古田は感情が昂ぶりつつある一色の様子を見て、もう一本のタバコを差し出した。一色は軽く手で頂く合図をして再びそれを咥えて火をつけた。大きく煙を吐き出した彼は少し落ち着きを取り戻したようだった。

「泣き寝入りはさせない。」
「しかし、課長。現状の法体系では被害者による親告がないことには、この手の犯罪に警察としては打つ手がありません。」
「知ってる。でも親告は無理だ。」
「んならこの腐った法律を変えるとかせんとどうにもなりません。」
「それじゃあ時間がかかるんだよ、時間がかかると証拠もなくなる。しかも結果が出るとは限らない。」
「ではどういう方法が?」
「方法はある。やるかやらないかそれだけが問題だ。」

ここで一色の携帯電話が鳴った。古田の記録はここで止まっていた。

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posted by 闇と鮒 at 00:00| Comment(0) | ポッドキャスト | 更新情報をチェックする